阪戸翔生くん(トキ) 近畿大学附属福岡高校通信課程3年
小林佳祐くん(コバ) 東大阪大学敬愛高校3年
(2015年3月取材)
関西高校生フェスタ(2015年3月22日@大阪・服部緑地)でMCを務めた高校生漫才コンビ「相乗効果」。4月からは吉本興業の養成所(NSC)に入学して、本格的にプロの道を歩み始めます。フェスタの舞台裏で話を聞きました。
トキ どーも。トキです。相乗効果のビジュアル担当です。
で、こっちのちんちくりんがコバです。
コバ ちんちくりんって何やねん。
トキ だってお前、身長153.4cmやろ。
中2の女子の平均が154.8cmで、中1が152cmやから、お前1.5年生やんか。
コバ やかましいわ。それにお前、ビジュアル担当って何やねん。
トキ おれ、モデルのバイトしたことあんねん。スノボのウエアのモデル。
コバ お前、スノボなんてやったことないやないか。
---二人はいつからコンビを組んでいるの?
コバ 僕ら、中学校の同級生なんです。初めて人前で披露したのは、中学校の修学旅行の時でした。
---じゃあ、小さい頃から知り合いだったの?
トキ いや、実家は近いけど、別々の小学校だったんです。出会ったのは6年生の春休みです。近所の公園で友達と野球をしていて、そこで会ったのが最初です。ホント、偶然です。で、そこから仲良くなって、一緒にやろうか、ということになりました。
コバ 僕ら、6年コンビを組んでいるけど、学校が一緒だったのは中学の3年間だけなんです。高校も別々だったし。
---じゃあ、高校の時はどうやって練習したの?
コバ 実家が近いので、ネタ合わせは授業やバイトが終わってからやっていました。そんなに1日中やるわけではないです。
トキ 僕がネタを1つ書くのに3日くらいで、それを合わせていって、あとはライブの直前に合わせるくらいでした。ライブは、難波や天王寺のインディーズの劇場で、月5-6本出ています。このあいだは単独ライブもやりました。
コバ 4月からは吉本の養成所に入ります。だから、ライブは吉本系の仕事だけになります。
---小さい頃からお笑いの道に進みたかったの?
トキ そうですね。人を笑わせるのが好きで、小学校のお楽しみ会なんかでは、いつも笑いを取っていました。
コバ 僕は、小学校の時から、将来は漫才師になりたいと思っていました。
---お互いのいいところをそれぞれ教えてください。
トキ コバはいい意味わかりやすいキャラなんです。身長が低いからいじりやすいし。それと、僕はけっこうネタに対する要求が高くて、「こうしたい」ということがはっきりしているけど、コバはそこをちゃんとわかって、こたえてくれる。ありがたいと思ってます。
コバ トキの好きなところは目! (トキ「何や、それは!」)
というのは冗談で、自分はネタを作るのは苦手だけど、トキがいろいろ考えて作ってくれるので、安心してついていけます。それに、見た通り顔が整っていて、キャラがしっかりしていますよね。いろんな意味で、お互いに「対極」でいられるんです。
---ネタってどうやって作るの?
トキ 僕の場合、何となく浮かんでくるんです。悩んで出てくるという感じではないです。うまく言えないけど、こうしたい、というものがすうっと出てくる感じかな。僕らの持ち味は自然な掛け合いで、わかりやすい掛け合いから、いきなり裏切るような展開に持ってくのが強みというか、特徴かなと思います。
コバ 役割ではトキがボケで、僕がツッコミだけど、ツッコミがほしいところはトキが言ってくれるんです。それをふくらませるのが、僕の役目です。お互い相手のことをよくわかり合っているからこそできるんだと思います。
---目標にする芸人さんはいますか?
トキ 僕の目標はチュートリアルさんです。小さい頃から、チュートリアルさんみたいになりたいって思っていました。テレビでも活躍しているけど、お笑いそのものは正統派なんです。そして、合間のボケとか、すごく特徴があります。幼なじみ同士というのも、自分達に似ているので、刺激になります。
コバ 周りの人からは「芸人」って呼ばれるけど、自分は「漫才師」でありたいと思っています。今、師匠って呼ばれている人達のような、昔ながらの「ザ・漫才師」というのが僕の理想です。
---最後に当面の目標を教えてください。
トキ さしあたっては、若手芸人が出る「よしもと漫才劇場」の出番を取ることです。これからが頑張りどころだと思います。応援してください!
コバのtwitter→ https://twitter.com/sentomanzai
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よしもと漫才劇場 HP
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