高校生がフェスタを運営、パフォーマンス発信の場を創る
~関西高校生フェスタに行ってきました
(2015年3月取材)
高校生の手作りのイベント「関西高校生フェスタ」が2015年3月22日、大阪・服部緑地公園音楽堂で開催されました。運営スタッフも、音楽ライブやダンス、お笑い、大道芸等など、パフォーマーも高校生&高卒生。出場者、スタッフの皆さんに話を聞きました。
※学年は取材時
■今回の実行委員長の呉同國くん(追手門学院大手前高校3年)に聞きました
○今回の仕事で呉さんがいちばん頑張ったことは何でしたか。それについて、自分に点をつけるとしたら、100点満点で何点でしょう。
もちろん全てに全力だったのですが、一番力を入れたのは次に引き継ぐためにいかに環境を整えるかということです。点数でいうなら、集客はまだまだだったので60点という少し厳しめの数字をつけます。でも、マニュアルなどを含め、後輩たちがやりやすい環境整備はできたと思います。
○今回の仕事で、いちばん苦労したこと・こうしたらよかったと思ったことを教えてください。
厳しい質問ですね(笑)。一番苦労したのは、やはり集客です。難しいところですが、来年はもっと早くから広報して、もっと多くの人に周知していくべきだと思いました。
○呉さんはこれで「卒業」ですが、後輩の皆さんにフェスタの仕事を通し学べたことを教えてください。
フェスタのみならず様々な活動をしてきて、いろいろなことを学びましたが、やはりフェスタからも学んだのは仲間の大切さです。一人ではできないようなことも、仲間がいるからやり遂げられます。ぜひ、みなさんにもそういった形で仲間と何かを創り上げて欲しいです。
○大学生になって、呉さんがどんなことをしたいと思っているか、教えてください。
僕自身は、以前みらいぶの「春の熟議」でも紹介した、高校生を中心に設立した防災・減災啓発事業団体「D.D for Japan」を公益社団法人化し、より注力していこうと思います。また、これとは別に株式会社を立ち上げるので、しばらくはその2つを中心に、より一層成長できるよう挑戦していこうと思います。
■出演者担当の稲生瑞穂さん(神戸女学院高校1年)に聞きました
○稲生さんは、出演者担当スタッフでしたが、出演交渉のような仕事は初めてと聞きました。いちばん苦労したこと・こうしたらよかったと思ったことを教えてください。
交渉がうまくいかなかったり、企画内容で行き詰まったりすることはありました。思い通りにいかない仕事は苦労しました。 それでも、実行委員のみんなが励ましてくださり、なんとか乗り切ることができました。
○いちばん嬉しかったこと、やりがいがあったことを教えてください。
やはり、お客さんの笑顔を見た時は本当に嬉しかったです。頑張った甲斐があったなと(笑)。 また、私は出演者担当でしたが、出演交渉だけでなく広報なども手伝いました。様々なことを経験できたことは大きなやりがいであると感じています。
このフェスタを実行するにあたり、参加する全ての人の視野を広げたいと強く思っていたので、皆さんに少しでも何らかの可能性を示すことができていたらいいなと思います。
○来年のフェスタに向かってやりたいこと、皆さんへのメッセージをお願いします。
より多くの高校生に、より広い視野で社会を見る機会を提供したいです。大きな規模で、多くの人を巻き込めるフェスタを創り上げたいです。高校生の皆さん!来年度のフェスタにぜひ参加してください!!これをきっかけに、世界を広げてみませんか。
○2016年のフェスタの実行委員になりたい人はこちらへ!という 連絡先を教えてください。
関西高校生フェスタ実行委員会は今春から活動開始します。こんな人はぜひ、ご応募ください!
・何かを企画してみたい
・みんなで何かを作り上げたい
・イベントや舞台が好き
・音楽やパフォーマンスが好き
・学校の枠を超えて行動してみたい
実際の活動内容としては、企画、広報、外部との交渉など、簡単なことから少し難易度が高くやりがいのあることまで幅広くあります。イベント未経験な人も大歓迎です!!
[実行委員の応募はこちらから]
http://ws.formzu.net/fgen/S86701566/