銀メダルは新たな始まりの第一歩。さらなる飛躍を目指して

~フィギュアスケート世界選手権 女子シングル2位 宮原知子さんメッセージ

(2015年6月掲載)

写真は2014年7月みらいぶ取材時
写真は2014年7月みらいぶ取材時

2015年3月に中国・上海で開催されたフィギュアスケート世界選手権で、女子シングルで2位に輝いた宮原知子さん(関西大学高等部3年生)。今秋から始まる新しいシーズンに向けて、練習を始めています。日本の女子フィギュアスケートの新しいエースとしてますますの活躍が期待される宮原さんから、みらいぶにメッセージをいただきました。



――2014年のシーズンで、宮原さんがいちばん頑張って、できるようになったことは何ですか。

宮原さん:ショートプログラム、フリープログラム共に完成度を上げて試合で自分のベストを出し、観ている方々が感動するような演技ができるように常に本番のつもりでプログラムの練習を頑張りました。

――世界選手権のフリースケーティングでは、ものすごく緊張する局面で自己ベストの得点を出すことができました。なぜあれだけの演技ができたと思いますか。また滑る直前に、どんなことを考えていましたか。

宮原さん:世界選手権では自分が想像していたよりも緊張はせず、体がよく動いて調子も良かったので、のびのびと滑ることができました。極度の緊張がなかったのが良かったのかな、と思います。また、滑る直前はいつも通りやれば大丈夫、と思っていました。

――最終滑走の選手の得点を待っている時はどんな気持ちでしたか。また、銀メダルが決まった瞬間の気持ちを教えてください。

宮原さん:最終滑走の選手の得点を待っているときは何点くらい出るかなぁとか、やっぱり上手だったなぁとか思いながら待っていました。銀メダルが決まったときはびっくりして自分が2位でいいのかなと思ってしまうほどでした。表彰式のときはまだ実感はあまりありませんでしたが、大変嬉しかったです。
 

フリーの「ミス サイゴン」の練習をしていました
フリーの「ミス サイゴン」の練習をしていました

――秋からのシーズンに向けて、どんなことができるようになりたいと思いますか。

宮原さん:まずは新しく作ったプログラムで、宮原知子の新たな魅力を出せるようになりたいと思っています。試合で自信を持って演技できるようしっかり練習していきたいです。

――最後に高校生の皆さんにメッセージをお願いします。

宮原さん:先シーズンは自分にとってとても充実した一年で、自信になった一年でしたが、本当にこれが始まりの第一歩と思っています。観客の皆様の心をつかむ、もう一回見たいと思ってもらえるプログラム、スケーターを目指して、そしてまた今シーズンも試合でベストが出せるように、自分を管理し、目標を立てて一年間頑張りたいと思います。これからもどうぞ応援よろしくお願い致します。

 

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