(2014年2月取材)
団体名は「災害ボランティア隊」。みらいぶライターの山田健太郎くん(桐朋高校/高校3年生)が、高3の友人2人と立ち上げました!
2月14日関東に大雪が降り、各地で被害が出ました。その状況を見た山田くんたちは、すぐに「災害ボランティア隊」を立ち上げ、ボランティアを募る仕組みのサイトを作り、一方、地元の福祉協議会等との連絡、バス会社と交渉しバスの手配、等々実施に向けた準備を着々と進め、17日には「災害ボランティア」のTwitterアカウントを開設。
「依然として雪の影響で生活に支障をきたしている方が多いようです。我々災害ボランティア隊では、雪かきのボランティアを行おうとしております。少しでも興味をお待ちであれば公式HPまで! http://kii.but.jp」と世の中に発信したのが、2月18日のこと。この間わずか、4日間!
★立ち上げから、実施に至るまでの詳細はこちら
どうして、雪かきに行こうと思ったのか。どうやって、高校生がボランティア団体を立ち上げて、実行したのか。山田健太郎くんに聞きました。
災害ボランティアを考えている人たちの参考になります!
★当日の様子は↓
22日は大型バスに見合った申込人数がなかったため(採算が合わない)、電車での移動を強いられました。行き先を、電車で行ける近場の埼玉県秩父市に変更し、雪かき活動を実施。23日は、約30人の参加者を得て、長野県小諸市で、雪かき活動を行ってきました。
野田麻美さん(都立国際高校3年)
今回、私は通学路の歩道に道を作る作業をさせていただきました。汗水垂らして道が繋がったときの喜びは大きかったです。お昼に食べたお蕎麦屋さんではボランティアと言うだけで温泉卵と温かい飲み物を頂き、心まで温めてもらいました。
しかし反して、高校生4人が一日かけて出来たのは人1人がやっと通れる狭い幅の道だけでした。自転車は走れません。両脇に雪が積まれた道路はただでさえ細く、その脇を歩いたり自転車が通るのはとても危険です。子供の通学路なので事故が起きないことを願うばかりです。
先のお蕎麦屋さんの駐車場の屋根も雪で潰れていて、その被害を目の当たりにしました。雪のニュースを聞いてもピンと来なかった私ですが、現地で微力ながらも雪かきをし、現地の目線で見ることで得ることは大きかったです。
百聞は一見に如かず。
一人でも多くの方に行っていただきたい、私は一途にそう感じました。
新造真人くん(都立西高校)
野田さんと同様に、ボランティアをしていることでできた、そこに実際に住む方々との交流は温かったです。また、雪かきというのは、目に見える形で自分達の成果が表れて、雪の重みから来る疲労感も、家に帰ってみれば満足感に変わっていました。ただ、この満足感というのも少し危ない気がして、この感覚は「Facebookで見つけた良い記事をshareして終わり」に近い気がします。まだまだ山梨等広範囲での除雪作業は必要であるのに・・・。
今回、この雪かきボランティアに関われて良かったと思っています。参加する前は、大雪の被害等は、TVやSNSで知っていたけど、その“言葉を知っている”コトで完結していました。
しかし、山梨に住んでいる友達が頻繁に山梨で生きている人の目と言葉でFacebookに文章を投稿しているのをみて、「自分も、彼らの役に立ちたい」と思い初め、ちょうどその頃に山田君達のボランティアをみつけ、直ぐさま応募したというわけです。
雪かき自体は凄く楽しかったし、新しく友達が出来てよかったです。山田君が最後に「ボランティアは楽しんでやることに意味がある」といった発言をしていたのが印象的でした。
★小諸市での活動の様子は、信濃毎日新聞にも掲載されました
「除雪ボランティア30人、小諸で作業 東京の高校生が呼び掛け」
今月14日からの大雪の影響が残る小諸市で23日、東京都世田谷区の高校3年山田健太郎さん(18)の呼び掛けに応じた関東地方の高校生や社会人計30人がボランティアで雪かきをした。1週間以上たっても市民の外出を妨げていた雪を片付け、高齢者らから喜びの声が聞かれた・・
★小諸市も感謝!
小諸市観光協会の公式ブログで、小諸での活動の様子が写真でわかります。
みんなに読んでもらおう!!
↓Facebookでシェア