(2014年3月取材)
堅いイメージの防災を楽しいものに変えて、生活に根付かせる!
みなさん、こんにちは。呉同國と申します。大阪城の横の追手門学院大手前高校2年生です。(※学年は取材時)
みなさんは、防災についてはどんなイメージを持っていますか。僕たちのミッションは、堅いイメージの防災を、もっとおもしろいもの、楽しいもの、おしゃれなものというイメージに変えて、実際の生活に常識として根付かることです。大阪では防災で中心的な役割を担っているのは高齢の方々ばかり。楽しいことをして、中高生を防災に巻き込む仕組みづくりが必要だと考えました。
そこで、中高生向けに、防災セミナーや防災イベントなどを行っています。防災授業のカリキュラムを作ったりしています。
(※写真は、女子高での防災授業の様子。130人参加)
小中高生向けには任意の民間資格をつくり、防災を楽しく考えてもらうようにしています。
(※写真は、民間資格DDマスター養成講座の様子)
大阪府にも協力。NPO法人化をめざす
また、メンバーのうちの2人が応急手当普及員という資格を持っているため、大阪府の都市整備部からの依頼で「水都大阪フェス」(@中之島)というイベントや、大阪府消防局の秋の火災予防運動のイベント(@天王寺公園)で、心肺蘇生法のインストラクターとして協力したりしています。
D.D for Japanは、2013年4月に3人で活動を始め、現在は15人ほどメンバーがいます。大阪には防災教育を行う民間事業者がほぼありません。この活動を高校生の間だけのものにせず、今後NPO法人にして収益化し継続可能な団体にする予定です。
若者を巻き込みたい
呉同國くんにQQ
●設立のきっかけは、東日本大震災ですか?
それもありますが、2012年の宇治市(京都府)での集中豪雨のとき、現場に行って感じた「起きてからでは遅い、起こる前に防がなくては」という思いです。災害時に動けるのは若者なので、若者を巻き込みたい。だから、楽しいことをして巻き込もうと思っています。
●この活動で呉君は変わりましたか?
より多くの人とつながり、より多くの価値観に出会うことで、広い視野で物事や人生を見られるようになりました。
●高校生が取り組む難しさはありますか?
社会的立場の弱さを感じることもあります。でも、高校生だからこそ誰でも話を聞いてくれます。受講者からよい評価をもらえると、次もがんばろうという気持ちになれます。
D.D for Japan
http://ameblo.jp/dd-for-japan/
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『WITH』(国際交流)
『Teen for 3.11』 関西支部(東北復興支援)
『BOKU1 HOUSE 神戸』(10代の政治参加)