2016ひろしま総文 郷土芸能部門(伝承芸能) 優秀賞・文化庁長官賞
(2016年8月取材)
■演目
『龍藝(国際規定演技応用編)』
■部員数
24人(うち1年生8人・2年生8人・3年生8人)
■答えてくれた人
真谷茉弥さん(3年)
■国立劇場への出演が決まった瞬間の気持ちを教えてください。
驚きのあまり、頭が真っ白になりましたが、とても嬉しかったです。
■今回の演目はどのくらい練習をしていますか。
平日は2時間半、休日は6時間ほどで、4か月練習しました。
■今回の演目で、いちばん苦労したこと、それをどうやって乗り越えたのか教えてください。
協調性を持ち続けることです。龍は一人でも違う動きをしてしまうと舞うことができません。また、少しでも音が龍の動きに合っていなければ躍動感を出すことができないため、練習では先輩・後輩関係なく意見を言い合うことが必要です。時には、メンバー同士で意見の違いもあり、衝突することも多々ありましたが、そのたびに話し合い、同じ目標に向かって練習を重ねたからこそ、このようなすばらしい経験をさせてもらえたと感じています。
■ひろしま総文からさらに1か月近く間が空きましたが、その間どんなところに注意して練習を続けましたか。
ひろしま総文よりさらに細かいところを詰めて練習を続けました。全員の歩幅や龍の目線、インパクトなど、龍をどのように見せたらよいのかを意識していました。
■皆さんの演技・演奏のいちばんの魅力はどこにあると思いますか。
全員が舞台での演技・演奏を楽しんでいるところだと思います。練習は厳しいですが、その分本番は最大の力を発揮できますし、観てくださっている観客の皆さんの笑顔を見ることで、私たちもよりいっそう頑張ることができると感じています。
■総文祭出場以外にどんな公演をしていますか。
主に地域のお祭りやお祝いごとに出演させていただいています。また、2年に一度香港で行われる夜光龍の世界大会にも出場しています。
■国立劇場の舞台に立った感想をどうぞ
他の舞台よりも観客の方の声がよく聞こえました。初めての国立劇場の舞台で、公演前も楽しんで演技しようと思っていましたが、いざ演技を始めると予想をはるかに超える楽しさでした。演技をしながら、この舞台に立つまでの光景が思い出されて、鳥肌が止まらなかったですし、とても幸せでした。他では経験できない舞台に立たせていただき、ありがとうございました。