第84回情報処理学会全国大会 第4回中高生情報学研究コンテスト
チーム名:Otemon Earth Challenger
西住 悠くん(追手門学院大手前中・高等学校 2年)
(2022年3月取材)
近年、私たちの身の回りにある物は多様化し、分別の方法が周知されておらず、間違った廃棄による環境問題が発生している。そこで、その問題を解決するために、「ゴミ分別促進アプリ」を開発した。
ゴミの分別を正しく行うことで無駄なごみの焼却を抑え温室効果ガスである二酸化炭素や有害物質であるダイオキシンの発生を抑制しリサイクル可能なものを増やすことで循環型社会の促進を目的としている。アプリの機能は商品についているバーコードを読み取ることにより、その商品の分別方法や地域ごとのゴミ収集日が表示されるシステムの開発に取り組んだ。私の開発したアプリによって、地球環境の改善につながれることを期待する。
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■今回発表した研究を始めた理由や経緯を教えてください。
コロナ禍で活動が制限される中、自分にも何かできることがないかと思い、以前から挑戦してみたかったアプリ開発をすることにしました。
そこで、今の環境問題と上手く組み合わせられないかと考え、ゴミの分別に目を付け、誰でも手軽に使える物を作ろうと思い、今回の研究を始めました。
■今回の研究にかかった時間はどのくらいですか。
約8か月です。もともとは別の活動をしており、そちらが終わったので7月頃から開発を始めました。
■今回の研究ではどんなことに苦労しましたか。
個人で活動をするのはこれが初めてで、さらに全くプログラムの知識がないまま始めたので、まずプログラムを覚えるところから始めなくてはいけなかったことです。
■「ココは工夫した!」「ココを見てほしい」という点を教えてください。
バーコードを読み取る時に、画像の処理とバーコードの認識の処理を同時に行うと、処理が重くフレームレートが落ちてカクカクになってしまうので、別々で処理を行う非同期処理を行い、処理を軽くしました。
■今後「こんなものを作ってみたい!」「こんな研究をしてみたい」と思うことがあれば教えてください。
これからもみんなが面倒だと思っているものを、少しでも快適にできるような物を作りたいと思っています。
第84回情報処理学会全国大会中高生情報学研究コンテスト ポスター発表より
※ Otemon Earth Challengeの研究は、中高生研究賞優秀賞を受賞しました。