情報処理学会第81回全国大会中高生ポスターセッション発表
神戸大学附属中等教育学校 野口智敬くん(5年生)
(2019年3月取材)
ICTを用いた教育と従来の学習の差
今回私は、ICTを用いた教育と、人がチョーク&トークで行う授業の違いを比較し、その差からICTをもちいることで教育がどのように変わるのかを研究しました。
この研究から、人が普通に授業するよりも、ICTを用いたほうが生徒の理解度につながるという結果が出ました。しかしながら、この研究をした時のデータの取り方があまり公正であったといえないことに気づき、次の研究に生かしたいと思っています。
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■研究を始めた理由や経緯は?
もともと自分はプログラミングに興味があり、勉強をしていました。そして、どうせ研究をするのなら、自分が一番興味のあるICTを用いた何かにしようと前々から思っていました。情報の授業を受けた時、その手法がほかの教科にも生かせるのではないかと考え、この研究を思いつきました。
この研究は先行研究が大量にあったため、オリジナリティのあるものに仕上がらなかったので、しっかりと構成を練る必要がありました。
■かかった時間はどのくらい?
7か月程度です
■今回の研究で苦労したことは?
データを取るための人を集めることと、最初のテーマの定義を設定することに時間がかかったことです。
■「ココは工夫した!」「ココを見てほしい」という点は?
できるだけわかりやすくなるように、複雑な構文を書かないようにしました。相手が中学2年生だったため、少し難しくてもついてくることができましたが、小学生などにはわかりにくいように思ったため、メニュー画面やリザルト画面などを設計しました。
■今回のポスター発表の感想をどうぞ!
たくさんの人にいろいろな意見をもらえてとても楽しかったです。同世代の人たちからも適度に刺激をもらうことができて、創作意欲や研究意欲に火が付きました。思った以上に自分の研究の粗いところを指摘されて、自分一人では確実に気づけなかったであろうこともわかったので、そのアドバイスを軸に次の研究を練ろうと思っています。