情報処理学会第81回全国大会中高生ポスターセッション発表

授業に最適な教室環境を作る ~温度とCO2をセンサーでチェック!

北海道北見北斗高校 JHKTチーム

下川原佑哉くん、原田修平くん、細坂直輝くん、伊藤崇人くん(全員2年)

(2019年3月取材)

左から 細坂直輝くん、下川原佑哉くん、原田修平くん、伊藤崇人くん
左から 細坂直輝くん、下川原佑哉くん、原田修平くん、伊藤崇人くん

 

Raspberry Piを用いた教室の最適条件

 

私たちは教室で授業を受けている時に、暑さや寒さを感じて授業に集中できないことがあるので、その原因について検討しました。先行研究では、個人のやる気を除けば、教室の湿度・温度などの環境が大きく関わっているのではないかということが指摘されています。そこで

 

・Raspberry Piを使って、先行研究で示された「人間が快適に感じる温度」を超えたときにLEDランプが点灯するようにして、教室の人に知らせる

 

・CO2濃度が高い数値を示すことが眠気や集中力にどのような影響を与えるのか調べ、CO2センサーを正常に機能させ、先行研究を一定の基準高くなったときに注意喚起を促す

 

という仕組みが作ることができれば、より集中して授業に取り組むことができるのではないかと考え、研究を行いました。

 

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■研究を始めた理由や経緯は?


北見北斗高校は、私たちが入学した年からSSHの指定校になり、GSⅡという課題研究の活動の授業が行われるようになりました。

 

その授業の中で私たちのグループは、北見は寒暖の差が激しいため、生活のしにくい時期もあるのではないかと感じ、どのようにすれば快適に生活することができる(ここでは授業を受けることができる)のか、という疑問からこの研究テーマを設定しました。


■かかった時間はどのくらい?


1年です。


■今回の研究で苦労したことは?


Raspberry Piで計測された温度と湿度の数値から不快指数を求めるプログラムをPythonでのプログラミングすることや、Raspberry Piとセンサーとの配線に苦労しました。

 

■「ココは工夫した!」「ココを見てほしい」という点は?


先行研究を踏まえて考察した点、C言語等ではなくPythonを用いた点です。授業や競技用プログラミングの講座では、C言語等を使用しており、使い慣れていましたが、C言語等ではなく、Raspberry Piと相性の良いPythonスクリプトを作成し、研究を進めました。

※JHKTチームはポスター展示のみ参加しました

 

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