模擬国連に挑戦!~第1回高校教育模擬国連大会

実行委員として参加した皆さんに聞きました

生徒実行委員長

飯田優太郎くん(浅野高校2年)[神奈川県]

(2017年8月取材)

■実行委員として参加を決めたのはいつ頃ですか。また、実行委員長になることはどのように決められましたか

 

昨年、2016年の秋頃に実行委員の募集がACCUからあり、学校を通じてそのことを知り、応募することを決めました。かねてから模擬国連を全国に広めたいという思いがあったことと、自分が留学している関係により、学校で文化祭などの行事に携わることができず、リーダーとはどういうものなのかということがわからなかったので、そのことについて学んでみたいと思い、留学中ではありましたが応募しました。

 

■大会当日は、実行委員長としてどのようなことに気を付けながら行動しましたか。

 

実行委員は総務広報セクションリーダーとの兼任という形で務めたのですが、総務広報の仕事の大半は大会当日より前に終わっていたので、他の運営受付セクション、フロントアドミニセクションのサポートを中心に行っていました。

 

各議場が離れていたので、連絡の行き違いなどが起こりやすい状況でありましたが、トランシーバーを用いて顧問の先生方、セクションリーダーと連携をとりながら緊急事態に速やかに対応できるようにしていました。また委員長であるという自覚を持ち委員長にふさわしい行動をするように心がけました。

 

■2日間の大会で、一番大変だったことを教えてください。それをどのような工夫や努力で乗り越えましたか。

 

先ほども述べたように、私が所属する総務広報セクションの仕事は大会前にほとんど終わっていました。その準備段階で大変だったのは、募集内容の精査から実際に募集を始めるまでの過程と、模擬国連の初心者の方に模擬国連についての理解を深めてもらうための活動です。今回が初めての開催ということで全くマニュアルというものがない中、みんなでアイデアを出しながら今回このような大会形式や、模擬国連の紹介ビデオを作るということに落ち着きました。英語を使用する会場も作ってはどうかというような意見も出ましたが、今回は初心者のための大会であるということを第一に考え、大会を作り上げてきました。

 

2日間の大会で一番大変だったのは初日の開会式後です。施設の利用時間の都合上、A議場以外の会場を開会式後すぐには使用できず、当初予定していたスケジュール通りに進めることができませんでした。しかし、各議場で参加者の昼食をとる時間を変えて、B議場とC議場の方に先に本来A議場であるところで先に会議を始めてもらったりしたことで、何とかこの問題に対処することができたと思います。フロントアドミニセクションをはじめとした実行委員全員で、フレキシブルに行動できていたのではないかと思います。

 

■最後に、教育模擬国連に参加した感想をお話しください。

 

初めての開催で、しかも最大規模の模擬国連を高校生の手によって開催するということで、はじめは「本番までに準備を終わらせることができるだろうか」、「本当にそんなにたくさんの人が集まるのだろうか」、「初心者の方はどれくらい来てくださるのだろうか」などと不安に思っていましたが、蓋を開けてみると、500名もの応募をいただき、また、たくさんの初心者の方に参加していただけました。こうして無事に大会を終えることができたことを非常にうれしく思いますし、達成感を感じています。

 

またこのような大規模な大会を実行委員長として運営することができたのは名誉なことだと思いますし、多くの仕事を手伝ってくださった実行委員の方々にはとても感謝しています。先ほど、大会を無事に終えられたと言いましたが、とはいえ準備不足であったことは否めません。タイムスケジュールがタイトすぎたこともあり、かなり時間が押してしまうこともありました。第2回大会以降の実行委員たちには今回の反省点を活かしてもらってより良い大会にしていってほしいです。

 

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