トビタテ!留学JAPAN 高校生コース派遣留学生にインタビュー

獣医師となり、人間と自然の共存を考えたい

神戸咲彩さん(京都市立西京高校2年)

【部門】アカデミック 

【留学先】アメリカ/デンバー

【留学期間】17日間

(2016年9月取材)

◆留学先で行った活動を教えてください。

アメリカ合衆国コロラド州デンバーのELS Language Centersに17日間行きました。最初の2週間では、午前はELSで英語力の強化を目指し、午後はデンバーの雄大な自然の中でフィールドワークを行いながら、自然環境について学びました。オープンスペースというデンバー独自の自然保護の取り組みについて学んだり、外来種の駆除を行ったりしました。最後の3日間は、ロッキーマウンテンで自然環境の調査をしました。

 

◆「トビタテ! 留学Japan」に応募しようと思ったきっかけはどんなことですか。

 

父の仕事の都合で幼いころアメリカに2年間住んでおり、もう一度アメリカの地を踏みたかったからです。また、父の友達がアメリカの大学を出てアメリカで獣医師をされていて、その姿にあこがれていたからでもあります。

 

◆応募する段階でいちばん大変だったことを教えてください。

 

書類を書くことです。書く枚数が多かったこと、さらに応募期間が学校の期末テストと被っていたこともあり、苦労しました。母と二人三脚でなんとか書き上げました。

 

 

 

◆留学先で、いちばん楽しかった・嬉しかったこと、いちばん困ったことを教えてください。

 

[楽しかった・嬉しかったこと]

たくさんのアメリカ人と交流できたことや、デンバーの自然を肌で感じられたこと、ホストファミリーと映画を見に行ったこと、デンバー動物園に行けたことです。

 

[困ったこと]

自分でお昼ご飯を作らなければならなかったことと、帰り道がわからなくなってしまったことです。

 

◆留学して「これは予想外だった」と思ったことはありますか。

 

ホストファミリーが、自分を本当の家族のように扱ってくれたことです。ホストファミリーの家庭の事情が複雑なのにもかかわらず、そのことを全く気にしていませんでした。

 

 

また、自分の英語のスキルを伸ばすことができたことです。

 

 

◆留学をして自分がいちばん変わったと思うことは何ですか。

 

何事にも積極的に参加しようと思えたことです。

 

◆「留学しなければ学べないこと」があるとしたら何だと思いますか。 

 

自分の殻に閉じこもらずに、何事も積極的に取り組むことが大切だということです。

 

◆今回の留学から得たものは何ですか。そして、将来にどのように活かしていきたいですか。

 

自分の身は自分で守らなければいけないということと、やはり積極的にならないと何も始まらないと感じました。これからはもっと自分から進んで何事にも取り組みたいと思います。

 

獣医師になりたいという漠然とした夢を持ってこの留学に挑みましたが、日本とは桁違いの雄大な自然に触れ、自然災害や人間が持ち込んだ外来種の頒布や、人間が汚染している川の水などについて学んだことで、やはり人間と自然が共存していくには課題が多いと感じました。まずは獣医師になるために大学へ進み、獣医師の技術が進んでいる海外へ留学して、人間と自然をつなげられるような人になりたいです。

 

◆留学したいと考えている方へメッセージをお願いします。

 

留学することで、自分の足りないところも良いところも見つけることができます。何より自分を良い方向に変えてくれるので、留学を考えているなら行ってみるのが正解だと思います。万が一、留学中に辛いことが起きたとしても、終わった後には笑い話になるはずです。留学に行きたいという気持ちさえあれば、必ず行くことができると思いますので頑張ってください!応援しています!

 

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