トビタテ!留学JAPAN 高校生コース派遣留学生にインタビュー

オーストラリア特有の鉱物や地形を学び、さらに専門の土木工学へ意欲

宇高亘くん(兵庫・明石工業高等専門学校4年)

【部門】アカデミック 

【留学先】オーストラリア/アデレード、ウルル、クーバービティ、アリススプリングス

【留学期間】32日間

(2016年9月取材)

◆留学先で行った活動を教えてください。

僕は全部で5週間、オーストラリアに留学しました。最初の4週間はアデレードで現地の高校生たちと共に授業を受けながら、日本を広める活動をしました。授業では、日本語や健康学など様々なことを学びました。休日は、博物館に通って土地固有の鉱物を学びました。

 

そして最後の1週間は、今回のトビタテに応募した最大の目的でもある実践活動として、アデレードからオーストラリアを約2300km単身北上しました。北上する中では、エアーズロックやキングスキャニオンなど、たくさんの特異な地形を見て回りました。その中でも、クーバーピディというオパール鉱山を有する街では、オパールの採取も行いました。

 

◆「トビタテ! 留学Japan」に応募しようと思ったきっかけはどんなことですか。

 

僕は、幼い頃から鉱物採集を趣味としてきました。そして現在は都市システム工学、つまり土木工学を専攻しています。そこで、鉱物採集と土木工学を結びつけて学びたい、海外の鉱物をもっとよく知りたいと思い「トビタテ!留学Japan」に応募しました。

 

◆応募する段階でいちばん大変だったことを教えてください。

 

トビタテがあると知ったのが、応募締め切りの2週間前でした。そして応募締め切りがテスト期間とかぶっていたため、テストが終わったら提出書類を書いて、またテスト勉強をして、とかなり忙しく大変でした。

 

ウルル(エアーズロック)にて
ウルル(エアーズロック)にて

 

◆留学先で、いちばん楽しかった・嬉しかったこと、いちばん困ったことを教えてください。

 

[楽しかった・嬉しかったこと]

クーバーピディでたまたま入った宝石店では、店主の方が鉱物採集に理解のある方でした。ご自身の貴重なオパールの原石コレクションを見せていただき、仲良くなれたことが嬉しかったです。

 

[困ったこと]

最初の4週間のアデレードでの留学先の高校の授業に、自分の専攻分野と全く関係ない授業(健康学)があり、内容の理解が難しかったことです。しかし、授業の後に先生に質問をしたり、同級生に助けてもらったりして、授業についていくことができました。

 

キングスキャニオンにて
キングスキャニオンにて

◆留学して「これは予想外だった」と思ったことはありますか。

 

ホームステイ先の家庭にもう1人留学生がいて、さらに猫5匹、犬2匹、ウサギ2羽がいたことです。留学生はノルウェーから来ている人で、年齢が近いこともあり話が弾みました。そして動物たちはかなり懐いてくれて、ホストファミリーよりも仲良くなれたかもしれません。

 

◆留学をして自分がいちばん変わったと思うことは何ですか。

 

留学中は様々なアクシデントがあったため、多少の困ったことやアクシデントが起きても、あまり動じず落ち着いて対処できるようになりました。そして、留学中は自分から行動しなければ何も楽しくありません。そのため、今ではかなり積極的に行動に移せる人になれたと思います。

 

◆「留学しなければ学べないこと」があるとしたら何だと思いますか。 

 

日本とは違う生活習慣の中で生活すること、そして母国語ではない言語を用いずには生活できない状況に身を置くという経験ができることだと思います。

 

◆今回の留学から得たものは何ですか。そして、将来にどのように活かしていきたいですか。

 

僕は留学を通して地質学に関する知識を多く学び、活用方法を知りました。それらの知識を自らの専門である土木工学に絡ませ、土木工学的な視点から活かしていきたいと考えています。

  

 

◆留学したいと考えている方へメッセージをお願いします。

 

もともと、僕自身は留学に興味があったわけではありませんでした。しかし、興味本位でトビタテについて調べてみたところ、自分がやってみたかったことができるかもしれないと思い、応募してみました。そしていざ留学してみたら、思っていた以上の経験をすることができました。興味本位でも十分大きな留学の動機になると思いますので、ためらわずに留学してみたらいいのではないかと思います。ぜひ、楽しんで留学をしてきてください。

 

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