社員がイキイキ!こんな会社で働きたい!!

完全に高校生の手だけで行われた「全国高校生徒会大会」の第1回を企画し、成功に導いた大会発案者・実行委員長=やまけん(山田健太郎/桐朋高校3年)。みらいぶライターとして、楽天の品川本社を訪問、企業選びって何??と、あれこれ考えてもらいました。 
※第2回全国高校生徒会大会は2014年4月2-3日実施予定♪
詳しくはこちら→http://www.nscc2.com/ (第2回全国高校生徒会大会公式サイト)

みらいぶ編集部

(2013年12月掲載)


楽天タワーに到着!きれいすぎっ!

見学開始時刻の10分前、楽天タワー1階受付前に到着!
とても綺麗なビルの立ち並ぶ品川シーサイドの景色に少し心躍ります。何もかもピッカピカ!

楽天タワー前の地図ですが……。反射して自分も写っていました>< ご覧の通りしましまのポロシャツを着てきましたよ(^^)
楽天タワー前の地図ですが……。反射して自分も写っていました>< ご覧の通りしましまのポロシャツを着てきましたよ(^^)
楽天タワーの入り口!!きれいすぎます(^.^)
楽天タワーの入り口!!きれいすぎます(^.^)

今日は、ここ楽天で、津田塾大学 女性研究者支援センター主催「女子中高生のための情報・メディア工房」(http://rikei.tsuda.ac.jp/index.html)というイベントが開催。その名の通り女子中高生限定です。(ちなみに僕は男子高校生ですが、女子中高生の心を持っているということでOKが出ました(笑) 冗談です、はい。)

 「女子中高生のための情報・メディア工房」

ホームページhttp://rikei.tsuda.ac.jp/より。
IT女子、いいですねー。

毎年夏休みに開催されているということ。ぜひ!

それでは午前中のスケジュールを載せておきます。短いオリエンテーションのあと、さっそく待ちに待った社内見学。あの楽天の社内ってどんな雰囲気なんだろう?社内公用語の英語は実際にどのくらい使われているのかな?などなど知りたいことがたくさん。わくわく^^

 楽天の方から頂いたスケジュール表。

 コンテンツたっぷりです!

第1部:社内見学

楽天にはフィットネスジムやネイルサロンもある!!

見学させていただいたのは、応接室、カフェテリア、それからお仕事の様子、そして最後にフィットネスジムとジムに併設されているネイルサロン。どこもかしこも住みつきたくなるような環境でした。楽天の社内見学を満喫させていただいたとはいえ、たった半日の見学ですから実際には広いビルの一部を見ただけなのでしょうが、この半日の見学だけでも楽天に就職したいと思った参加者は多かったはずです。

社内は基本的に撮影禁止だったので…
集合写真で我慢してください(*- -)(*_ _)ペコリ
ご覧になりたい方は入社をお薦めします(笑)

 

オオー! あちらこちらから英語が聞こえる

すごいのは環境だけではありません。印象的だったのは社員の方々が非常に活き活きとお仕事をされていたこと。廊下を歩いているだけでも英語があちらこちらから聞こえてきて、日本人の社員の方々も他の国の出身の方々と盛んに英語で議論している様子が度々見かけられましたーw(゚o゚)w オオー!

Q.外国人の社員の方はどれくらい周りにいらっしゃいますか?

 

―― 部署にもよりますが、私の部署には半分くらいいるように感じています。

 

Q.実際に仕事をする際にはどのくらい英語を使われているんですか?

 

―― これも部署によって異なりますが、日本語をあまり話さない海外出身の社員もいる場では、みんながちゃんと理解できる言語を使うのが基本ですので、英語を使う機会は多いです。国内向けサービスの顧客とのやり取りなどは日本語です。

 

―― もちろん英語で意思疎通するとなると苦労することも多々あります。最近の例だと、中国人の社員とプログラミング言語について話し合う際、専門的用語を英語で表現しなければならなかったため、意思疎通するのに苦労しました。

 

Q.英語で意思疎通するのに苦労することもあるようですが、日本人だけで仕事をしていればもっと効率よく仕事が進むところを、わざわざ外国人の方々と苦労しながら意思疎通して仕事をすることにはどのような意義があると考えていますか?

 

―― 世界を市場に仕事をしている以上、日本人だけでなく楽天のサービスを使用する可能性のある世界各地域の方の視点が必要になってきます。たとえば、「春」といえば日本人の多くは(桜から)ピンクをイメージするかと思いますが、アメリカでは黄色や緑色を思い浮かべる人もいます。もちろん定量的な調査はしますが、日本人以外と一緒に働き、意思疎通をすることで、文化的違いについて理解を深められることは大きなメリットだと考えています。

 

Q.昇格にあたってTOEICのスコアが必要になるという話を聞いたことがありますが、社員の方々はどのように思われているのでしょうか?本音をお聞きしたいです。

 

―― 人によると思いますが、英語力を求められる分、勉強しようという意欲があれば 勉強できる環境を用意してくれているので、そこまで英語に対するハードルは感じていません。ポジティブに捉えている社員が多いと思います。

 

―― TOEICのスコアには結びつかないかもしれませんが、朝始業時刻前にSpeaking
のグループレッスンを受けられたり、週一回マンツーマンの英会話レッスンを受講できたり、語学留学のプログラムがあったりします。

 

見学後に特別に女性社員3名から伺ったお話を抜粋してまとめてみました!
お話を伺うだけでも3人とも活き活きと毎日お仕事をされている様子がイメージできて、
自分の仕事に誇りを持っていてすごいなーと思いました(^^♪

第2部:楽天で働く女子社員の話を聞こう!!

「釧路でも流行の服が着たい」と楽天へ。北海道釧路出身の鈴木さん

鈴木さん
鈴木さん

社内見学後、休憩を挟んでついに第2部!楽天で働く女性社員のお話を伺いました。ご講演くださったのは、現在楽天の新サービス部 コミュニティサービス開発グループでお仕事をされている北海道釧路出身の鈴木富美恵さん。

 

・1997年5月、従業員6名でインターネット・ショッピングモール『楽天市場』のサービスを開始
・今では全世界で1万人以上もの社員およびスタッフを抱える大企業に
・社員の約4割は女性(2013年7月末時点)
・女性社員の平均年齢は30.1歳(2013年7月末時点)
など、興味深い数値を提示しながら楽天の紹介をしてくださった後、自身の学生時代についてのお話がありました。

 

鈴木さんの一日。思っていたより健康的な生活を送っているということが印象的でした。

健康的な生活リズムからも活き活きとした社内の雰囲気が生まれているのかもしれませんね!

中学ではピアノ・ミュージカル、高校ではチアダンス・英語、大学(英米文学科)では茶道に打ち込んだという鈴木さん。大学に入るまでパソコンすら無縁の生活を送っていたそうです。
そんな鈴木さんが楽天を選んだ理由は、

釧路でも流行の服が着たい


そしてIT技術に関連する部署を希望した理由は、先輩の言葉だったといいます。

インターネットがどういう仕組みなのか
どうやってサービスが作られるのか
技術的なことを知っている人は
その先、何をやっても強みになるよ!


文系出身でIT技術に関連する部署を希望されたという話は驚きました(゚○゚)!
もはや文系、理系の壁なんてありませんね!

鈴木さん、女性を応援するアプリをプロデュース

鈴木さんは新サービスのプロデューサーに立候補。企画の検討を始めてから一年後、「楽天キレイ℃ナビ」(http://kidona.rakuten.co.jp/)がリリースされ、多くのメディアの脚光を浴びました。モットーは、

ハッピーな女性を増やす


「楽天キレイ℃ナビ」ホームページより(^^)
開発者として、鈴木さんが載っています。
社内公募でプロデューサーを決めることが多いようで、楽天らしいですね\(^o^)/

働く人からアドバイス。好きなことと仕事をつなぐには。。。

次に楽天の女性社員の方々とのグループトーク!4つのグループにわかれて、楽天でIT分野のお仕事に携わっている女性社員の方々と直接お話ししました。(前出の鈴木さんと以下の3人の方々です。)

高岡さん:11人のグループのリーダーとして指揮をとられている。
安藤さん:開発エンジニアを3年されたのち、プロデューサーを務める。
島崎さん:開発の部署から希望してデザイナーに。

写真左から高岡さん、安藤さん、島崎さん、鈴木さん!!

 

部署名は
高岡さん=楽天市場サービス開発・運用部ECテクノロジー開発課ECテクニカルサポートグループ
安藤さん=オープンサービスプラットフォーム部アフィリエイトプラットフォームグループ
島崎さん=編成部デザイン・ディべロップメントグループ

 

 

「どうして楽天の社内にある自動販売機では楽天Edy(楽天が提供する電子マネーサービス)しか使えないのですか?」という質問に対しては、「自分の会社のサービスを使って自分たちのサービスを応援することで一体感を持って仕事に取り組むため」とお答えになっていました。プロ野球チーム「楽天イーグルス」の応援会が社内にあるなど社員の一体感が強いことも楽天の特徴の一つ、だとか。

 

「どうやってハキハキ話せるようになったんですか?」という質問には、「学生時代、演劇部だったので原稿があれば大丈夫だったけれど、人前で話すのは苦手だった。大学で先輩に練習に付き合ってもらって話せるようになった。」とのことでした。中高生の好きなものからどのような仕事が考えられるかといった例を示されている場面も見受けられました。たとえば、SKEが好きな子に対してはITを使えばSKEの応援サイトが作れる、などなど。社員の方から直接お話しを伺うことができる非常に貴重な機会でした!

参加者と社員さんが打ち解けて良い雰囲気でした♪♪ d(⌒o⌒)b♪♪

 

思ったことー(^-^)//"" by山田健太郎

一生働くかもしれない企業を選ぶ基準を考えてみた

楽天訪問の取材をさせてもらって今回一番思ったのは「社員の方々がみんな活き活き仕事をされている」こと。「活き活き」という表現がこの記事で頻出しているのは僕の語彙不足でもありますが...というより、この表現がぴったりだから使ってます!


ここからは僕が真面目に考えたことを素直に書きます。


見学させていただいて第一に、これだけ社員が気持ちよく仕事のできる環境が整っていて、「いきいきと」仕事をしていたら就職したい人が大勢いておかしくないはずだと思いました。少し見学しただけでも行きたくなってしまうような会社でしたから。でも巷の「新卒人気企業ランキング」では商社、銀行、保険が強いのは有名な話。楽天はどのくらいの順位なのか調べてみたくなりました。


●人気企業ランキング<文系男子>
1位 三菱商事
2位 住友商事
3位 三菱東京UFJ銀行
4位 伊藤忠商事
5位 東京海上日動火災保険
6位 丸紅
7位 みずほフィナンシャルグループ
8位 三井住友銀行
9位 三菱UFJ信託銀行
10位 三井物産


出典:ダイヤモンド社 就活ナビ2014 

https://navi14.shukatsu.jp/14/contents/special/ranking/2013/?rankId=0

 

●人気企業ランキング

出典:学情ナビ2014

http://www.gakujo.ne.jp/2014/contents/ranking2014/overall.html

 

多少は情報の違いがありますが、やはり商社や銀行が上位を占めています。そして、上位から楽天の文字を探してみると......全く見当たりません。あれー。ここで僕が指標になると思ったのが「転職人気企業ランキング」です。

 

●転職人気企業ランキング

出典:DODA

http://doda.jp/guide/popular/?cid=list202

 

 

見てみて下さい。面白くないですか?新卒人気だった商社や銀行、保険が上位から一掃されて、「楽天」の文字が!トップ5にランクイン!

 

ここで、就職の際に新卒の人はステイタス、安定性、新卒人気、給料で就職先を判断しているのではないか?という仮説を立ててみました。(←一般常識的にそんなところじゃないですか?)大学を偏差値で選んでいる、と批判されることが最近増えてきましたが、それと同じように企業を偏差値で選んでいるとしたら…?


「東大に合格した」というだけでちやほやされる。「そこで何を勉強したいか」よりも「東大生」というステイタスを獲得すること、に主眼が置かれている。そこで何を勉強するか、といった目的は志望動機にならず、ステイタスを獲得している大学に入れば履歴書に「東大卒」と書けて良い企業に入れる可能性が高くなるから必死になって東大を目指す。ここに「安定性」を求める思考が働いているのではないか。(※典型例として「東大」を使わせていただきました。良いか悪いかは人それぞれだと思うので一括りにして非難するつもりは全くありません。)

 

それから企業の価値を一番簡単に比べられる方法は給料のよさですよね。「大手企業の平均年収ランキング2012」なんていうサイトを見つけたので紹介します。

出典:給料.com
http://kyuuryou.com/w227-2012.html

 

商社と銀行、不動産あたりがぶっちぎりです。給料が良いからといってその企業に勤めて良い人生が送れるかどうかなんてわからない。でもそれを指標にする。これも、実りある大学生活が送れるかどうかなんてわからないけれど指標にされている偏差値と同じようなものだと思いませんか?

 

ステイタス、安定性、給料...みんな上に書いたようなことを考えるから当たり前のように名の知れた有名大学が人気。それにつられて後輩もそこを目標にする。自分に合う大学や会社は人それぞれ違うはずなのに、「人気なところはいい所」なのではないかと錯覚してしまうのは人間の心理です。「新卒人気」の企業が常に人気になる原理も同じじゃないでしょうか。おそらく商社や銀行、保険の新卒人気は続きます。

 

大学受験と同じ発想で就職に望む学生が多いとすれば、いくら待遇が良くて、「活き活きとした人生が送れる」企業であったとしてもその価値を見てくれる学生は少ないわけですから、楽天のような新しい企業は断然不利です。

 

ちょっと視点を変えて、転職の時はどうでしょうか?転職というのはたいていの場合はその会社での仕事が自分に合わない時にやむを得ずするものです。あまりにも酷使される。仕事がまったく面白くない・・・もう仕事を変えるしかない。そうなると、転職の際は「安定」を求めながらも待遇や職場の雰囲気を第一に考えるはずです。だから一番会社選びの指標になると考えたのです。

 

先ほどの転職人気ランキングで一位になっているGoogleは綺麗な社員食堂など社員への待遇が非常に良いことで有名ですよね。楽天でも、綺麗なカフェテリアはもちろんのこと、ネイルアートやフィットネスの出来る設備まで整備されていました。職場の雰囲気すでに書いたとおり最高ですから文句の付け所がありません。(これももちろん人それぞれの感じ方によりますが。)

 

特定の業種を非難するようなことはあまりしたくないので、あえてわかりにくく書いた部分もあります。いずれにせよ僕は一回ちゃんと企業選びの判断基準を見直すべきだと考えます。ステイタス、安定性、お金だけで選ぶのは間違っているはずです。どの企業に入ればいい人生を送れるのか。いくら給料が良くても罵声しか飛ばさない上司にこき使われる生活を何十年も続けるのはあまりにも辛い。

 

親や自らの一時的な欲望がステイタス、安定性、給料を求めてしまうのは仕方のないことです。でも一生付き合うことになるかもしれない企業を選んでいるのだということをしっかり意識して正しい判断基準に基づいて学生自身が自分の判断を下すことが大切だと考えます。

 

そんなことを考えさせられた企業訪問でした(*^_^*)

 

 

楽天の社員のみなさん、このイベントの企画に関わったみなさん、お忙しいところ本当にありがとうございました!

左は楽天CSR部 部長の黒坂さん。優しそうでおおらかな性格の方でした!右はCSR部の西郷さん。司会進行から社内見学の誘導まで今日イチバンお世話になりました!
左は楽天CSR部 部長の黒坂さん。優しそうでおおらかな性格の方でした!右はCSR部の西郷さん。司会進行から社内見学の誘導まで今日イチバンお世話になりました!
楽天女性社員の4名。活力溢れる方々でした!
楽天女性社員の4名。活力溢れる方々でした!

今日の見学でこんなノートを頂きました!
今日の見学でこんなノートを頂きました!
ノートの裏には電子書籍サービスkobo使用時のイメージ図が載っています。便利そうですねー!
ノートの裏には電子書籍サービスkobo使用時のイメージ図が載っています。便利そうですねー!

楽天のブランドコンセプト。各階エレベーターホールのところに貼ってありました。かっこよすぎます(笑)

Brand Concepts
・大義名分; On a Mission : Empowerment
・品性高潔; Behave Ethically : Integrity
・用意周到; Prepare to Succeed : Professionalism
・信念不抜; Complete Commitment : Get Things Done
・一致団結; Solidarity : Succeed as a Team

※後日談
楽天が、投資家が注目する”革新的企業”のランキング「世界で最も革新的な企業」(アメリカの経済誌「フォーブス」による)でトップ10入りを果たしました!日本企業で唯一のようです≧≦

●世界で最も革新的な企業トップ10

1位 セールスフォース・ドットコム(IT関連/米国)
2位 アレクシオン・ファーマ(医療品/米国)
3位 ヴイエムウェア(情報・IT関連/米国)
4位 リジェネロン(医薬品/米国)
5位 ARMホールディングス(電気機器関連/英国)
6位 バイドゥ(IT関連/中国)
7位 アマゾン・ドットコム(IT関連/米国)
8位 インテュイティブ・サージカル(医療技術/米国)
9位 楽天(ITサービス/日本)
10位 ナチュラ・コスメティコス(化粧品/ブラジル)
(出典:http://news.livedoor.com/article/detail/8019177/


※インターネットにおける楽天の主な取り組みについては以下のサイトを御覧ください 

http://corp.rakuten.co.jp/about/business/internet.html

 

※関連記事
・日経BP『女子中高生に広い視野からプログラミングの魅力を伝えたい』
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20130731/495641/?bpnet
・AERA 9月2日号
「人と社会を“元気づける”楽天流CSR活動(楽天株式会社執行役員・CSR部 部長 黒坂三重さん)」

以上、「やまけん」こと山田健太郎(Twitter@Yamaken_toho)でした。


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