2013年11月4日@東京都板橋区 城北高校
2014年4月には全国規模の生徒会の大会、「第2回全国高校生徒会大会」が開催予定。
→全国高校生徒会大会に関する記事をご覧になりたい方はこちらから
それでは、まず、2013年11月4日、東京都板橋区の城北高校で行われた「生徒会大会2013」をレポート。
[プログラム]
●議論第一部 テーマ「生徒会あるあるを作ろう」(13:10―14:10)
●議論第二部 担当別討論 (14:10―16:10)
参加者57人が6つのグループに分かれて、それぞれテーマについて話し合いました。
この「生徒会あるあるを作ろう」は、生徒会ならではの悩みを共有すべく、設けたテーマ。どんな悩みがあるか。まとめてみると・・・
【生徒会に対する関心の低さ】
・生徒会の場所を知らない生徒が多い
・意見箱、目安箱を利用してもらえない
・広報誌をよんでもらえない
・情報公開しても見てもらえない
・会長以外の知名度が低い
【先生に対する不満】
・企画書をなかなか通してくれない
(はっきりとした理由がないまま却下される)
・生徒と先生の板挟みになる
・先生の使い走りをやらされる
・校内の雑用を任される
【生徒に対する不満】
・生徒会長は成績が良くないといけないというイメージを持たれる
・失敗がゆるされない
・生徒の模範になれと言われる
【文化祭について】
・生徒会と文化祭実行委員会の仲が悪い(ところもあれば)
・生徒会と文化祭実行委員会が融合している(ところもある)
・文化祭で生徒会が微妙にでしゃばる
・文化祭の時、生徒会室が文化祭実行委員会に乗っ取られる
【その他】
・選挙が人気投票になってしまう
全国の生徒会に関わるみなさん! 同意見?
テーマは...
・会長の在り方について ・副会長の在り方について
・文化祭と生徒会 ・広報について
・内務(生徒や先生との関係)について ・外務について
上記から各グループ1つ選んで、2時間かけて議論し、まとめます。
この中から1つを以下に紹介!
●「生徒会の役割」を考えたグループ
生徒が納得してくれるような生徒会活動をするためには、やはり生徒のニーズに応えることが大事。そのために、
・全校一斉アンケート
・目安箱の設置
・クラブ責任者による要望書の提出
などを積極的に導入し、生徒の意見・要望を集約することが生徒会に求められている。
これまでに生徒会が行ってきた生徒のニーズにあった活動としては、
・朝の交通整理
・傘や参考書の貸出
・セーター/ベストでの登校許可(禁止されている学校)
・ボランティア活動(地域清掃など)
・広報誌を通じた生徒会活動の透明化
などがあり、こういったニーズに今度も継続して応えていきたい。
討論を終えて、議長の真野亜由良さんは、「生徒会が何のためにあるのか、今の活動は自己満足で終わっていないか、学校のために何が行えるかなど、生徒会についてもう一度考え直すことができてよかった」と話していました。
★あらためて生徒会とは何か、考えてみると・・・★
「生徒会は、生徒のみによる学校自治が認められている点で存在自体が生徒の権利」
「生徒会は、何でも変えられると思われているが現実はそうではない」
「生徒会は、学校の問題点に気づき、変えるための行動を起こす役割を担っている」
「生徒会は、面倒がらないことの良さをもっと生徒に伝えて、生徒会活動への参加を促すべき」
参加者の生徒会に対する強烈な熱意が感じられた大会でした!!
★同行したみらいぶライター永冨さんの記事「大阪にも生徒会大会を!」はこちらから
2014年4月には全国規模の生徒会の大会、「第2回全国高校生徒会大会」が開催予定。
★全国高校生徒会大会に関する記事をご覧になりたい方はこちらから