やりたいことをやってもいいんだ!

オーストラリアを旅してみつけた自分の道

-高校4年生・新造真人のオーストラリアの旅記録 vol.4-

(2013年12月掲載)

高校生のうちに向き合ってみたかったコト

自転車を飛ばして何度も迷子になりかけた
自転車を飛ばして何度も迷子になりかけた

 

「なんでオーストラリアに留学したの?しかも卒業式の前に。笑」って友達によく聞かれます。留学の前にも後にも。留学志望書は山盛りの漢字を使ってカッコ良く仕上げたけど、どれも正解。同時にどれも不正解。どの解答も本心から綺麗な花丸をあげることは未だに出来ません。考え続けて、納得できる答えを導きだす予定でいるけど。

 

振り返ってみると、出発の日2013年1月5日に僕はメモを残していました。留学が始まる飛行機は、やっぱり誰でもどきどきするべき。僕だってそうだったから。

 

「あした、飛行機の中で目覚めると僕の留学生活が始まる。

高校生のうちにアートに向き合ってみたかった。

初めて見る外の国、そこでまずどきどき

やっとこさ形になりました。

学ぶよりも多くを捨ててきたいなんて思っています。

縁と感謝、そして言葉を大切にしたいです

皆様、ありがとうございました!いってきます!」

 

海岸線歩きながら迎えた朝
海岸線歩きながら迎えた朝

自分の人生を生きるしかない

留学が始まるまさにその時の僕は、アートに向き合うことを一番の目的としていました。小さい頃から落書き程度だけど、ずっと絵を書いてきています。高2年の頃からは、服作り、書道、華道、壁画、映像などと表現の幅が広がっていきました。そしてある日、僕は無事に受験生と呼ばれる学年になってしまいました。高校入学から、本当にあっという間。入学式の時に憧れていた先輩に、自分を重ねて見て喜怒哀楽を一通り感じてみる。

 

数週間が経つと、学校からある募集用紙が配られました。突如目の前に飛び出してきた海外留学というチャンス。逃す訳にはいかない。直ぐさま応募しました。

 

「まだ、なにもかも試し足りない。大学に行って続けたいのかも分からない」。そんなことを当時は考えていたから、受験生なんてダッサイ響きより、外国で絵に時間を向けることの方が、圧倒的にお洒落で魅力的でした。

 

こうやってあれこれ理由付けを試みるけど、今帰国して「留学して良かった」と思っています。理由をまだまだ言葉には落とし込めないけど、「コレ楽しそう。やりたい」と純粋に思えたものに、あの時飛び込めて本当に良かった。留学の時期も留学した国も僕は(希望を出したのに)選べてないけど、結局全部良い方に今は転がっている気がします。卒業式直前なんていう、へんてこりんな時期に留学が出来たコトに感謝しているくらい。なんだかもう「自分の人生を生きるしかない」。そんなふうに感じながら、今日も生きています。

 

新造真人/Makoto Shinzo
Web: http://mrmakotos.wix.com/ffff

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