国際教養大学は、2004年に設立された1学部制単科大学。英語をはじめとする外国語の卓越したコミュニケーション能力と豊かな教養、グローバルな視野を伴った専門知識を身につけた実践力のある人材育成を目指しています。
全ての授業が英語で行われます。そのために、1年次は1週間あたり18~21時間の英語集中プログラム「EAP」(English for Academic Purposes)を受けます。入学後1年以内にはTOEFL500点以上の水準が求められますが、ほとんどの学生がクリアできるそうです。
その後、「基盤教育」(下図参照)で幅広い分野の学問を学び、一定の単位修得後、専門教養教育に進みます(概ね2年次後半)。国際的な経済や産業、ビジネスを学ぶ「グローバル・ビジネス(GB)課程」、または東アジアや北米等の政治、経済、社会、文化及びそれらの国家や地域間の相互関係、国連や世界銀行などの国際機関等について学ぶ「グローバル・スタディズ(GS)課程」への配属を選択し、卒業研究に取り組みます。また、卒業までに1年間の海外留学が義務づけられています。2年次の冬から3年次の秋にかけてスタートし、専攻分野の授業を受けてくることが標準的です。
国際教養大学に入学してから卒業するまでのカリキュラムの流れ
http://web.aiu.ac.jp/undergraduate/curriculum
ユニークなのは、新入生に入学から1年間寮生活が義務づけられること。全学生の1/5を占める外国人留学生と同室で起居をともにする生活が基本となります。寮生活は、海外留学時の寮生活に向けた訓練でもあり、異文化を理解する場でもあり、社会に出てから活躍するための能力・スキルを伸ばす場ともなっています。
また、入学は4月と9月の年2回(卒業は8月と3月)。ギャップイヤー入試制度を設けているもの特徴です。ギャップイヤー入試とは、入学前のボランティア活動などを評価し、入学後単位として認める制度。11月の受験時に、高校を卒業してから9月入学までの半年間、どんな活動をするのか計画書を提出し、合格後、活動に臨みます。
就職率は、2007年度の第1期卒業生から、例年ほぼ100%。就職先企業には商社、メーカー、金融、運輸、情報通信分野などの大企業が並び、地方の歴史の浅い大学としては驚くべき躍進といえるでしょう。教育力も、高校教員からも非常に高い評価を得ていて、「国際化教育に力を入れている大学」の項目で1位、「入学後、生徒を伸ばしてくれる大学」の項目で東北大、東京大に次ぐ3位というアンケート調査(※)もありました。
※『サンデー毎日』誌「全国600進学校・進路指導教諭が生徒に勧めるイチ押し大学」(2010年9月12日号)
〇所在地 秋田県秋田市
〇設立年 2004年4月
〇学部学科構成
国際教養学部 |
グローバル・ビジネス課程 |
グローバル・スタディズ課程 |
※入試は国際教養学部で一括して行い、一定数の単位修得後(概ね2年次後半)に2つの課程のどちらかを選択します。
〇数値で見る大学の特徴(2013年4月現在)
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学生数 |
外国人教員 比率(専任のみ) |
1クラスあたりの人数 |
英語による 専門科目率 |
大学全体 |
873名 |
55% |
17名 |
100.0% |
英語集中プログラム「EAP」
http://web.aiu.ac.jp/undergraduate/curriculum/eap
グローバル・ビジネス(GB)課程
http://web.aiu.ac.jp/undergraduate/curriculum/gb
グローバル・スタディズ(GS)課程
http://web.aiu.ac.jp/undergraduate/curriculum/gs
留学先として提携している海外の大学
http://www.aiu.ac.jp/international/about/partners/
寮生活
http://web.aiu.ac.jp/campuslife/dormitory
ギャップイヤー入試制度
http://web.aiu.ac.jp/undergraduate/admission/feature03
国際教養大学は、①学習意欲が強く、鋭い問題意識を持つ学生②国際社会を舞台に活躍できるような実践的な外国語能力(特に英語)と、幅広い教養の習得を志す学生③世界の多様な文化、言語、歴史、社会、そして経済や環境などの国際関係について、強い関心と探究心を持つ学生を歓迎します。
グローバル社会で活躍するには、基礎的な知識、タフさ、コミュニケーション能力が必須です。高校時代には、学校での勉強はもちろんのこと、テレビのニュースや新聞記事などを通じて社会に対する関心を高め、自分の意見を論理的に書き、発言できるような練習をしておくと良いでしょう。